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事故事例のご報告です。
去年引き渡した、大田区S様邸の新築住宅です。

お施主様より『屋根裏に雨漏り?ではないか』と一報が入りました。

雨漏りするような複雑な屋根ではないので屋根裏に入り点検したところ、
内部結露による水漏れが発見されました。

理由として考えられるのは
1.通気層を確保できなかったこと。
(これには屋根形状からして軒の出幅が全くないため、通気層を確保することは困難でした)
2.高断熱性を確保できる素材『断熱材』の為逆に温度差を生じこのような状態が起こったかと思われます。

屋根裏の断熱材の状況
屋根裏 断熱材の 状況です。

アップ画像
断熱材のアップ画像

さらにアップ
さらに アップ  断熱材表面に 茶色いシミが 見えます。

床にたれた シミ
床にたれた  シミ

断熱材を全て撤去
全部 撤去(びっしょり 濡れているのと、 カビも 発生しております)

コンパネ面のアップ画像
剥がしたコンパネ面 の アップ画像

コンパネ面
剥がした コンパネ面

処置として
屋根(破風面)壁面に通気層で確保も考えましたが、、
(それでも万が一症状が治せない場合と次のシーズンまで結露の判断は出来かねますので、、)
その方法だと今度は雨漏りの心配です。(ある意味結露より怖いです。)

在来のグラスウールを使いなおかつファンで強制的『タイマー』に換気する方法をとりました。
このほうが間違いないと思います。

高断熱素材でこのような事例は他でもあるらしいです。
このような材料で断熱している場合屋根裏の点検をお勧めします。



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